朝方、胸が締め付けられるような痛みで目が覚める。
息苦しさと恐怖が一気に押し寄せ、
「このまま死ぬのではないか」と感じる。
しかし、病院で検査をしても異常はないと言われる。
私が経験したのは、
パニック障害・逆流性食道炎・異形狭心症という
3つの症状が同時に起きていた状態でした。
37歳のとき、私は英語を身につけて海外で仕事をするためにアメリカへ渡りました。場所はサンディエゴ。学生ビザを取得し、語学学校に通いながら英語を学ぶ生活でした。
最初の3ヶ月は、日本人との交流をできるだけ避け、英語だけで生活する環境を徹底しました。ただ、その生活は想像以上に過酷なものだったと思います。
今振り返ると、当時の私は「頑張っていることを頑張っていると感じていない」状態でした。無理をしている自覚がないまま、言語・環境・人間関係すべてに負荷をかけ続けていました。
ホームステイ先はマリファナ文化が強く、同居人たちは日常的に使用していました。断りきれずに自分も摂取することがありましたが、明らかに体に合っていませんでした。
学生という立場もあり、食事は節約優先。加工食品中心の生活になっていました。言語・環境・食事が一気に変わる中で、体に異変が起き始めます。
最初に現れたのは「パニック症状」だった
ある日から、夕方になると突然強い不安に襲われるようになりました。
理由は分かりません。 ただ、息苦しさと恐怖が同時に押し寄せてきます。
症状が繰り返しでるようになり、感じていたのは、
「このまま日本に帰れず、この地で死ぬかもしれない」
という感覚でした。
当初は適応障害かと思い、インターネットで調べながら対処していましたが、 最終的に医師とカウンセリングにより「パニック障害」と診断されます。
薬による治療と違和感
処方されたのは、SSRI(抗うつ剤)とベンゾジアゼピン系の薬でした。
まずSSRIを飲み始めましたが、これが合わず、むしろ症状は悪化しました。SSRIは人によっては初期に副作用(不安の増強など)が先に出ることがあると後から知りましたが、当時の私はそれを知らず、純粋に悪化したと感じていました。
やむを得ずベンゾジアゼピンを服用すると、 一気に体の力が抜けるように症状が収まりました。
その後もSSRIを継続しましたが、 確かに症状は多少落ち着くものの、「良くなっている感覚」はありませんでした。
最終的にSSRIをやめたところ、 脳に電気が走るような強い離脱症状が出ました。
これをきっかけに、 「薬に頼り続けるのは違う」と感じるようになり、
症状が強いときのみ、ベンゾジアゼピンを頓服で使う方針に切り替えました。
同時期に起きていた別の異変
実はこの時期、パニック症状だけではありませんでした。
ほぼ同時に、別の体調不良も発生していました。
・冷え込む朝に突然起きる胸の痛み ・喉の強い違和感
胸の痛みは、後に「異形狭心症」と診断されることになります。
また、喉の違和感については、検査の結果「逆流性食道炎」と診断されました。
これらの症状は、それぞれ別の問題ではあるものの、発症するとパニック症状を強く悪化させました。
特に心臓の痛みは、「命に関わるのではないか」という恐怖と直結し、強いパニックを引き起こします。
一方で、喉の違和感も軽視できませんでした。 喉が詰まったような感覚が呼吸の不安につながり、結果としてパニック症状を増幅させていました。
当時はすべて別の病気だと思っていましたが、実際には同時に起き、一部は互いに影響し合っていました。
就労と帰国の決断
その後、何とか就労ビザを取得できる企業に就職し、 サンノゼで働くことになります。
しかし、体調は安定せず、 慢性的な不調を抱えたままの生活が続きました。
さらに、高齢の母から「帰ってきてほしい」という連絡もあり、 最終的に日本への帰国を決断します。
同時に始まり、別々に治っていった
これらの症状は、すべて同じ時期に始まりました。
しかし、同時には治りませんでした。
回復した順番は以下の通りです。
- パニック症状
- 胃腸の不調(後にSIBOと判明)
- 異形狭心症
それぞれ原因も対処法も異なり、 一つずつ時間をかけて改善していく必要がありました。
このブログで伝えたいこと
これらの経験を通して感じたのは、
「ストレスで片付けず、症状ごとに切り分けて向き合うこと」
の重要性です。
私自身、これを単純に「ストレスが原因」とは捉えていません。 それぞれの症状に対して仮説を立て、調べ、試し、合う対策を積み重ねた結果として改善していきました。
症状によっては強く関連しているものもあれば、 ほぼ独立しているものもあります。
それを正しく切り分けた上で、 それぞれに対して適切な対処を行うことが重要でした。
このブログでは、
・パニック症状 ・胃腸の不調(SIBO) ・異形狭心症
について、それぞれの実体験と改善までの過程を詳しく書いていきます。
同じような症状で悩んでいる方の参考になれば幸いです。